30年間の宗教生活。それが私の半生でした。しかし、いま、振り返ってみると、「はたして自分のやっていたことは宗教の名に値するものだったろうか」という疑問がわいてきます。
私が所属していた団体は仏教系の宗教団体でした。それ故、“仏教とはなにか”という疑問が大きくのしかかってきたのです。また、やめたあと、仏教に係る執筆が仕事になったことから、その思いはさらにつのりました。
ここ十年間、自分なりの思索を重ねてきたことを“宗教雑考”として、主に仏教について記していきたいと思います。
ただし、このページの目的は特定の宗教団体を批判したり、他の人々と争論を行うことではありません。もちろん、善意の討論は歓迎です。同じような疑問、また、まったく違う考えをお持ちの方からも、たくさんのメールを寄せていただければ幸いです。

いわたち せいごう

宗教中毒考
―― 信じなければ不安な心 ――
 ( 準 備 中 )

幻想の世界からの帰還
―― すべての価値観を失ったあとに残るもの ――
 ( 準 備 中 )


岩本裕博士のこと

仏典訓読の問題点
たとえ、身命に及ぶことがあっても、けっして瞋(いか)らず、害なす相手の仏性を信じて礼拝し続ける。『法華経』に登場する菩薩の御相(おすがた)は、そのような尊い境涯で一貫されています。そう読み得たとき、「勧持品二十行の偈(げ)」と呼ばれる一節の訓読が気になるようになりました。
以前に発表した文章をやや短くまとめたものです。

『納棺夫日記』に心を寄せて
わたしは、行き詰まると必ずこの本を読み返します。
仏教信仰者 ―― 僧も俗にも、この書を読むことを薦めます。

神仏は金銭を欲しない
―― 金銭は神仏に届くのか ――
 ( 準 備 中 )

「信」の強調はいつはじまったのか
 ( 準 備 中 )

救済思想は仏教の概念か
―― 菩薩思想の発生を探る ――
 ( 準 備 中 )


【 参 考 資 料 】

『六師義は正理なのでしょうか』
―― 知らなかったでは済まされません ――


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